肉球診断

「肉球診断ってなに?」「肉球で犬の性格がわかるの?」

いえいえ、これは人の手相を見るのとは違って、肉球から犬や猫の健康状態を把握するというものです。

 

都内のドッグスクールで開催された「犬・猫東洋医学的肉球診断法」というセミナーに参加してきました。

講師は「かまくらげんき動物病院」の院長 石野孝先生です。

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石野先生は、動物に対して東洋医学を取り入れたパイオニア的存在で、鍼灸、漢方を使った治療を行っていらっしゃいます。

このセミナーでは、東洋医学的に分類された「8つの体質のタイプ」とそれぞれの体質に有効な「ツボ」を教えていただきました。

東洋医学では、人の健康とは「気・血・水(津液)」の三大要素で成り立つと考えられています。

「気」は、生命のエネルギーのこと。元気、気力などの「気」です。

「血」は、主に血液のことを指します。

「水(津液)」は、血液以外の体液のことです。

これらの要素が過剰になったり、不足したりすると体に様々な症状が表れてきます。

体質のタイプは「気虚、気滞、血虚、瘀血、津液不足、痰湿、陰虚、陽虚」の8種類です。

最初の6タイプは「気・血・水(津液)」が不足/過剰で分類されています。

最後の2つは、陰(体の中の冷却装置)と、陽(体の中の熱発生装置)が不足しているというタイプです。

どのタイプに分類されるかは、肉球と体全体の状態をみて判断します。

愛犬がどのタイプか分かれば、食事に気を付けたり、環境を整えてあげたりと、愛犬の健康をより気遣ってあげることができます。

このセミナーは犬の同伴可能で、実際に愛犬を診断してもらった方がいました。

石野先生は、そのワンちゃんの肉球を握ると「この子は肉球がむくんでいるから痰湿タイプ(津液が過剰)だね。まめにトイレをさせた方がいいですよ。」とアドバイスされていました。

家に帰って早速、ゆずの肉球を見てみました。

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う~ん、少し乾燥しているから「津液不足タイプ」?

一部ザラザラしているところがあるので「瘀血タイプ」?

複数組み合わさることもあるということですが、肉球以外の状態も合ってるような合っていないような・・・。

結局よくわかりませんでした。

次回また違うテーマでセミナーを開催してくださるということなので、ゆずを連れて行けたら肉球を診てもらおうと思います。

石野先生は「いぬの肉球診断BOOK」を出版されているので、興味のある方こちらをご覧いただければと思います。

 

2016年10月16日 | カテゴリー : セミナー | 投稿者 : goodwan