愛犬とアイコンタクトとっていますか?
愛犬の名前を呼んだ時「なあに?」って嬉しそうに目を見てくれますか?
今回は犬と飼い主さんとのアイコンタクトについて考えてみました。
「アイコンタクト」をウィキペディアで調べると、
「人や動物のコミュニケーションとして、話などをしている最中に向き合った人間や動物が互いに目と目を見合わせること」
と書かれています。
犬のトレーニングでのアイコンタクトとは「人(飼い主さん、トレーナー)と犬が目を合わせること」ですが、これは犬の意識を人に向けさせるために行います。
犬のトレーニングでは頻繁に犬とアイコンタクトをとります。
何か指示を出す前には、必ず名前を呼んでアイコンタクトをとります。
犬がそっぽを向いている時に「オスワリ」「マテ」と言っても犬は言うこと聞いてくれません。
名前を呼び、こちらに注目してくれている状態になってから犬に指示を出します。
アイコンタクトはトレーニングの基礎とも言えるものなのです。
うちの犬「ゆず」はアイコンタクトの達人です。
名前を呼んだ時に見てくれるのはもちろんですが、自らよくアイコンタクトをとってきます。
お散歩中、こんな風にアイコンタクトをしてくることがあります。
これはおねだりのアイコンタクトで「疲れたから抱っこして」「喉が渇いた」など訴えてきます。
最近新たな要求が追加されました。
今まで行きたい方向があると引っ張る癖があったので引っ張らないよう教えたところアイコンタクトで要求を伝えてくるようになりました。
「そっちに行きたいの」、「そっちは行きたくないの」と訴えてきます。
なるべく行きたい方に行かせてあげますが「今日は時間がないからそっちには行かないよ」と言うと諦めてくれます。
いつも散歩の時はこんな風に話をしているので「いつも犬と話している変な人」と思われているかも知れません(笑)
あとゆずは他の人とのアイコンタクトも得意です。
散歩の時よく駅に行って構ってくれる人を探します。
ターゲットを見つけるとあのクリクリした大きな瞳で見つめます。
今朝の散歩では、バス停で待っている若い女性に狙いをつけました。
女性が気付いて微笑んでくれたのですが、すぐにバスが来てしまい構ってもらえませんでした。
今朝のミッションは失敗。残念だったね。
犬と見つめ合うと幸せホルモンと呼ばれるオキシトシンがお互いに分泌されるそうです。
確かに犬に見つめられると幸せな気持ちになりますよね。
このオキシトシン、人と犬の絆形成のカギになるのではと考えられています。
職業柄、アイコンタクトをトレーニングと結び付けてしまいがちですが、日々の生活の中でも愛犬とアイコンタクトをとることは大事なんですね。
アイコンタクトのとり方ですが、いろいろな場面で愛犬の名前を呼んであげてください。
愛犬が振り向いて目を見てくれたらいっぱい褒めてあげてください。
きっと今よりももっと愛犬と仲良くなれると思います。
※しつこく呼びすぎると逆効果になりますのでご注意ください。