ドッグトレーニングを仕事として始めましたが、時間がある時には卒業したスクールに行って練習をしています。
先日スクールに行った時にちょっとほっこりする出来事がありました。
主役はスクール犬の「ヘルガ」、ジャーマンシェパードの女の子です。
ヘルガは私にとても懐いてくれています。
練習場にいる時にはいつも私を目で追い、私がトイレや別の部屋に行こうもんなら練習場の扉の鍵を外して追ってきます。
自分で飼っている犬以外でこんなに懐かれたのは初めてです。
私もヘルガが大好きで、スクールに行った時には一緒にいる時間を作るようにしています。
スクールでは朝、昼、夕と日に3回、ドッグランの時間があります。
併設しているナーサリー(犬の保育園)に来ているワンちゃんとスクール犬を練習場で遊ばせます。
写真は大型犬のドッグランの様子です。ヘルガもいます。
練習場の隅にはトイレがあり、トイレトレーニングができている子は自分で行って用を足します。
どの子もトイレに行った時には、褒めるようにしています。
できるようになっても褒めることで行動を定着することができるからです。
この時、ピットブルとラブラドールが続けてトイレに行きました。
「えらいね~」「よくできたね~」と2匹を褒めました。
その様子を見ていたヘルガがその後すぐにトイレに行ったんです。
「あれ?ヘルガ、さっきトイレしたじゃない?」
練習場に入ってすぐにトイレに行っていたので、溜まってはいないはず。
マーキングする子ではないので、具合が悪いのかと一瞬思ったのですが気が付きました。
「もしかして、褒めて欲しいの?」
自分の目の前で他の犬達が褒められている様子を見て、自分も褒めてもらいたくなったようです。
ヘルガはトイレを済まして、得意そうな顔で私のところに来ました。
「ちゃんとトイレしたよ。だから褒めて。」と言わんばかりです。
この時はいつも以上に褒めてあげました。
人も犬も同じなんですね。
好きな人にいいとこ見せて褒めてもらいたいんですね。
パッと見怖そうなジャーマンシェパードがこんな可愛い振る舞いをしたのがとても印象的でした。
この出来事で褒めることの大切さを再認識しました。
もっと、もっと犬達を褒めてあげないといけませんね。