犬にとって居心地のよい場所、安心できる場所ってどういうところなのか考えてみました。
うちの犬(ゆず)の普段の居場所について観察したところ、主に以下の3ヶ所をぐるぐる回っています。
1番よくいる場所はベランダ側の窓とソファーの間の40センチ程の隙間。狭くて人目に触れない場所なので落ち着くのだと思います。あとエアコンが正面にあるので涼しいのかも知れません。
2番目は犬用ベッド。よくこんな風に大股開きでいびきをかいて寝ています。このベッドは部屋の中央にあり、オープンな場所ですが安心して寝ています。
3番目は階段クッション。元々はソファーを昇り降りするためのものだったのですが、今は居場所として使っています。よくぬいぐるみを口にくわえながら寝ています。
ベスト3には入っていませんが、実はクレートもあるんです。
動物病院やペットホテルに泊まるようなことや、災害で避難所に行くようなことになっても大丈夫なように最近クレートトレーニングをしました。
普段は扉を外して好きな時に入れるようにしています。暑いのかクレートにはほとんど入りません。冬になったら入るのか要チェックです。
ただ、ある時だけはクレートに入ります。それは私が外出する時です。出掛ける用意を始めると自分からささっとクレートの中に入っていきます。教えた訳ではありません。
犬は恐怖や不安を感じると、本能的に身を隠す行動を取ります。この時のゆずは、私がいなくなる、ひとりになるという不安を感じ、本能的に身を隠せる場所(クレート)に入っているのだと思います。
犬は巣穴に似た「狭くて薄暗い場所」を好みます。1番目の窓とソファーの隙間は条件に合っているので好きなはずです。ではどうしてオープンな場所でも落ち着いていられるのでしょうか。
それは今までの経験で家の中には危険がなく身を隠す必要がないことを知っていて、家の中だったらどこでも安心していられるのだと思います。
ゆずにとっては、家全体が「居心地のよい場所」「安心できる場所」なのでしょう。