2017年9月16日、17日の2日間「日本臨床獣医学フォーラム 年次大会2017」に参加してきました。
動物の病気の症例や治療方法など獣医師や動物看護師向けの講義がメインですが、一般市民向けのプログラムも用意されていてこんな講義を受けてきました。
- 社会活動犬デモンストレーション
- 子犬から学ぶ、犬と生活する楽しさの始まり
- 本当は多い運動器疾患(関節炎などの痛い病気)
- 愛犬とできる身近な社会貢献
- 眼科疾患のあれこれ
- 犬の気持ちを知ってトレーニングを楽しもう
- ご家庭における犬のスキンケア
- 犬の困った行動を考える
犬の社会貢献、病気、しつけといった内容です。
どれも興味深く、居眠りすることなく夢中で聴講しました。
これから何回かに分けて講義の内容をお伝えできればと思っています。
今回は「社会活動犬デモンストレーション」の内容に触れたいと思います。
社会活動犬として会場に来ていたのは、盲導犬、聴導犬、介助犬、セラピー犬です。
私が参加した講義では盲導犬とセラピー犬のデモンストレーションを見せてもらいました。
写真は盲導犬PR犬のナディアちゃんです。
階段の前に来た時、どうやって飼い主さんに知らせるのかを見せてくれています。
他に障害物や大きな段差があった時にどうするのかも見せてくれました。
盲導犬のトレーナーさんは「遊びの中で名前を呼び、褒める」ということを意識して行っているそうです。
デモでは紐の引っ張りっこをしながら名前を呼び「Good Girl!」と褒めていました。
犬は名前を呼ばれると楽しいことが起こると思い、名前を呼んだ時に反応してくれるようになります。
これは一般のご家庭でも使えるテクニックです。
私も試してみようと思いました。
もう1件、社会活動犬として紹介してもらったのがセラピー犬です。
CAPP活動と呼ばれるアニマルセラピーのボランティア活動の様子を見せてくれました。
CAPP活動には以下の3つの活動があるそうです。
- 動物介在活動
- 動物介在療法
- 動物介在教育
以下の写真は動物介在療法の様子で、セラピー犬がリハビリのお手伝いをしています。
手の不自由な患者さんに輪っかを持ってもらい、その中をセラピー犬が通過します。
犬の可愛い姿を見たくて患者さん頑張って輪っかを持ってくれます。
あとボールを投げて犬に持ってきてもらうというリハビリの様子も見せてくれました。
犬と一緒にリハビリできるなんて素晴らしいですね。
この活動に参加しているワンちゃん達は特別なトレーニングは受けていません。
一般の家庭犬で「人が好き」などの適性があれば参加できるそうです。
犬と一緒に何かしたいと考えていらっしゃる方の一つの選択肢になるのではないでしょうか。
私が参加した講義で紹介してもらった社会活動犬は以上ですが、会場でシーズーの聴導犬に会いました。
うちの犬がシーズーなので目が釘付けです。
セラピー犬として活躍しているシーズーはよく見ますが、聴導犬は初めてです。
こんなお仕事もできるのですね。感動しました。
最初の講義から、犬、犬、犬といった感じでワクワクでした。
次からは少し勉強っぽくなってきます。
忘れないうちにまとめますね。